紫の星
OBSERVATION LOG : 007
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捨て去られた感情、解決されぬ矛盾、それらが吹き溜まって淀んでいる現象。
倒すべき敵はどこにもおらず、ただ内なる混濁を御する規格の崩壊を記録する。
封印とは守るための壁であり、同時にそこから逃げ出せない檻。境界線から外れたものは、定義そのものを失っていく。
終わりを受け入れた者だけが、言葉にならない色の意味を知る。それは、いかなる座標からも遠く離れた場所での、静かなる規格外。
すべてが溶け合い、定義を失っていく場所で、静かに幕が降りる。